築窯から120年。現存する最古の登窯
丹波焼は創業当初から最初の約四百年は山の傾斜地に溝を掘ってつくる穴窯が使われていました。そして江戸時代初期に半地上の登窯が導入されてから現在までの四百年間、自然の傾斜を利用して作られた登窯が使われています。その中でも、上立杭にある9つの焼成室を持つ、長さ47メートルの「登窯」は、明治28(1895)年に造られた現存する最古の登窯で、なんと御歳120歳。兵庫県の有形民俗文化財に指定されている貴重な文化遺産で、いまだに窯焚きが行われている現役バリバリの登窯です。
その他情報

明治28年(1895年)に築窯され、篠山市今田町上立杭に現存する丹波焼の登窯「最古の登窯」は兵庫県の有形民俗文化財に指定されています。この登窯は経年劣化などが激しく平成26年度より2カ年かけて、丹波立杭陶磁器協同組合が中心となり多くのサポーターや一般の方の協力で大修復を終え、27年に初焼成を行いました。

丹波伝統工芸公園「陶の郷(すえのさと)」の隣に位置する「兵庫陶芸美術館」。全県的な陶芸文化の振興を図るとともに、陶磁器を通した人々の交流を深めることを目的に、古陶磁や現代陶芸の展示、資料収集保存、調査研究といった美術館事業はもとより、次世代の陶芸文化を担う人材の養成、学校等との連携、陶芸ワーク ショップや陶芸文化講座等の創作・学習事業などを行っています。
店舗情報
法人名 | 丹波立杭陶磁器協同組合(立杭陶の郷) |
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代表者 | 理事長:市野清治 |
住所 | 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭3 |
連絡先 | 079-597-2034 |
URL | https://tanbayaki.com/ http://saiko-no-noborigama.com/ |